矯正治療が適切なのは子供の時期なのか

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大人になったら矯正治療はできないのか

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矯正治療は大人でも始められるのか

矯正治療は子供にしか効果の無いものなのかといえば、そうではありません。大人から始める方も多くいます。また矯正治療に関して言えば、子供から始めるよりも大人になってから始めた方がメリットも多いとされているのです。
その理由としては、全体のバランスが整いやすいことが影響しています。お子さんのうちから矯正を始める場合には、将来を想定した治療が行われます。想定ですから思っていなかったこともあるもの。本当にキレイな歯並びにするならば、材料が全て揃ってからの方が良いこともあるのです。
大人は成長がある程度、見えています。これから歯が生え変わるということはありません。ですから今の状況をより良くすることができます。想定ではなく現状の回復ができることからバランスを整えやすいというメリットにつながるのです。

大人は治療に時間がかかることも

大人になってから治療を開始するとメリットもありますが、反転、デメリットも生じます。まずはやはりお子さんとは違い、骨格がしっかりしているため矯正治療では時間がかかりやすいというところにあるでしょう。一般的に矯正治療では2年を目途に治療が勧められるのですが、大人の場合には3年から5年を周期として治療が行われます。
また大人の場合には、虫歯や歯周病の発症リスクも上がるため、先にこの治療を行う必要もあり、矯正治療までの期間が長引くおそれもあるのです。
とはいえ矯正の効果が無いという訳ではありません。ゆっくりとした速度でも自分の理想とする歯列に矯正することは可能。これは近年注目される高齢者の矯正においても同様なのです。


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